やろうやろう、って言ってると全然やらないので、
やれることからやってみたら良いと思う。
いつかやろう、は今日やってみるといいね。
と言うわけで久しぶりに書いてみる。
今日は『バイブルの大切さ』について。
28歳で一度目の転職。
あんまり不満もなかった一社目だったけど。
思い返すと、刺激がなさ過ぎて嫌になった。
大学中退してフラフラしていたときに、採用してくれて、本当に今でも感謝してる。
初めて転職した会社が、すごく研修制度が充実してた。
3ヶ月間、研修+プレゼン練習+資格取得っていう。
そこで取得したのがPMPと言う資格。
アメリカのPMIと言う団体が認定している、Project Manager Professional
という資格です。
PMIはプロジェクトマネジメントのバイブルとして有名なPMBOK Guideを発行している団体です。
PMBOK Guide
(略称:A Guide to the Project Management Body of Knowledge )
このPMPを取得したことで、私の人生は大きく変わるのです。
28歳で取得後は、このPMBOKの知識体系を基にプロジェクトマネージャーとして活動していくことになりました。
そこから10回以上(転籍も含む)転職しましたが、
どの企業でも、プロジェクトマネージャーは足りないので、
どこに行っても重宝いただきました。
辛いことは忘れちゃいましたけど、プロジェクトの終わりに掛かったときの辛さと、終わった後の清々しさはどのプロジェクトも同じです。
醍醐味は、立ち上げフェーズの人でメンバーを構築していくところでしょうか。
何でもそうですけど、始めるのってすごくパワーが要るのですが、私はそのフェーズがすごく好きです。
このプロジェクトはどこに向かうのか、いつまで?どれくらいコストあるんだっけ?ってバランスを取りながらメンバーを選定して巻き込んでいく。
思った反応が来ると嬉しかったりして。
プロジェクトをドライブしていると、良いこと悪いこと含め本当に様々な事象にぶち当たります。
その時にどうやって対処するのか、PMとしてどう振る舞うべきなのか。
KKD(勘・経験・努力)で乗り切るってこともありますが、やはり困ったときはバイブルに頼り、先人の知恵を借りるべきなのです。
体系だって整理されているPMBOKの知識体系のなかから今回の事象に当てはまるメソッドを切り出し、アウトプットしていきます。そうやってPMBOKも時代とともに洗練されてきています。PMBOK 7thでは、とうとうアジャイルに関する内容が追加されて、だいぶ大幅な改訂が行われています。これからどうなっていくか、すごく楽しみにしています。
ここ数年取り組んでいるキャリアコンサルティングに関しても同様の事が言えます。キャリア理論ついてはいくつもの指標・考えから研究結果として文献が出ており、それを学ぶことができます。
カウンセリングについてもいくつもバイブルがあります。
キャリアカウンセリングもプロジェクトマネジメントよりもっと多くの不確定要素や不確実性のなか、寄り添って行きます。
クライアントのキャリアの道標やヒントを見つけ出すためには、先人の知恵を借りつつ、今の時代の潮流にアジャストして行くことが必要である、と考えて居ます。
キャリアカウンセリングを勉強すればするほど、プロジェクトマネジメントで学び対応してきたメソッドを活かしていけるのではないか、と。
キャリアカウンセリングを一般的なものにする事をライフワークとしていくつもりです。
困ったときに頼れる存在として、バイブルは大事にしていきます。